イケメン御曹司とケイヤク結婚!?
新妻溺愛注意報♡
【本体685円+税】

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●著:御厨 翠
●イラスト:蔦森えん
●発売元:三交社
●発行元:メディアソフト
●ISBN:978-4-8155-2019-9
●発売日:2018/12/25

もう離さない。俺の妻はきみだけだ

櫻井侑希は大会社の御曹司の成宮逸樹から、彼の祖母を安心させるための契約結婚を申し込まれた。侑希は祖父の喫茶店への援助を条件にそれを引き受ける。彼の強引さに不安を感じるも、一緒に暮らすと思いがけなく優しく、逸樹も誠実な侑希に惹かれていく。「きみがあまりにも可愛いことを言うから、興奮した」互いに求め合い身体を繋げた夜。本当の妻になってくれと言われ幸せを感じる侑希だが、彼の元婚約者という令嬢が現れ!?




「まずは、答えを聞かせてもらおうか」
運転席に乗り込んだ逸樹が、端的に告げる。侑希は膝の上に置いたバッグを抱えて一度目を瞑ると、自分の考えを整理する。
――『契約結婚』なんて、本当はしないほうがいい。でも……今、この人の提案を断ったとしても、わたしにできることは限られてる。
喫茶店の存続、そして、侑希が交際を申し込まれたと知って喜ぶ祖父の顔。それらを守るには、逸樹の提案を受け入れるほかにない。彼の祖母も喜んでくれるなら、彼らを騙す罪悪感など見て見ぬふりをするべきではないか。
「……成宮さんは、本気で『契約結婚』をするつもりなんですね……?」
「ああ」
「周囲には、契約のことは言わないんですよね?」
「当たり前だろう。これは、俺ときみだけの秘密だ。俺たちは、契約と同時に共犯になる。俺はきみを裏切らないし、きみにも俺を裏切らないと約束してもらう。……迷いがあるようだから言っておくが、これは互いの祖父母を安心させるための契約でもあるんだ。きみが罪悪感を覚える必要はまったくない」
抑揚なく話す逸樹からは、強い決意を感じた。この男なら信じてもいい。そう思わせる覚悟を彼からは感じられる。侑希は目を開けると、逸樹と視線を合わせた。
「わかりました。あなたと契約します。……ふつつか者ですが、よろしくお願いします」
「ありがとう。――それなら、これは契約の証だ」
逸樹はわずかに口角を上げると、侑希の顎に手をかけた。そのまま自身の身体を傾けると、唇を重ねてくる。
「んっ……!」
いきなり唇を奪われた侑希は、あまりの驚きに硬直した。
――どうしてわたし、キスされてるの……!?
脳裏に疑問が浮かんだものの、逸樹にはまったく伝わらない。初めて唇に触れる他者のぬくもりは、ひどく侑希を動揺させる。抵抗することも忘れて身じろぎひとつできずにいると、男の舌が強引に唇をこじ開けた。
「ん、ぅ……っ」
伸し掛かるような体勢になった逸樹が、口腔に舌を挿入させる。厚みのある舌が自分のそれを搦め捕り、ねっとりと舐られる。彼はコーヒーを飲んでいたのか、ほのかに香りと味が伝わってくる。それが妙に恥ずかしく、侑希の顔が真っ赤に染まった。
初めてのキスはとても卑猥で、ただ男の舌に翻弄される。舌の表面を撫でられれば背筋が震え、裏側を舐められると下腹が疼く。男に官能を刺激された侑希は、体温が上がっていくような感覚に思わず顔を逸らした。
「や……っ、ど、して……」
「言っただろ、契約の印だ。これくらい慣れてもらわないと、すぐ周囲に契約がばれる」
「んん……っ」
逃れられたのは、わずかの間のことだった。
逸樹は侑希の肩をシートに押し付け、ふたたび口づけた。深く舌を差し込まれ、頬の裏や口蓋をくすぐられる。溜まった唾液をかき混ぜられると、くちゅっと淫靡な音が耳奥に響いた。
キスの感触と唾液の交わる音にぞくぞくする。緩慢になる思考の片隅で、侑希は蕩けそうなこの口づけが犒戚鵑琉瓩任△襪海箸鯡に寂しく思った。
彼のキスは、契約にしては熱烈だった。でも、普通の恋愛を経験してきた大人なら、これくらい当たり前なのだろうか。頭に浮かんだ疑問に答えは出なかったが、それでも『契約結婚』することを決めたのは自分なのだと腹を決める。
――これくらいで動揺してたら……駄目、なんだ。
逸樹の腕に手を添えて、ぎゅっとスーツを握り締める。彼に自ら触れることで、犒戚鵑琉瓩鮗け入れると意思を示した。すると、それに応えるように舌が突き入れられる。
「ふ、っ……ンッ」
角度をつけて唇を重ねられ、舌の付け根までも嬲られた。息苦しさと同じくらいに、甘く淫らな感覚が身体の奥からせり上がってくる。口中に溜まった唾液を嚥下すると、なぜだか体内が熱くなった。
キスがこんなに淫らなものだと、侑希は初めて知った。他人の舌を受け入れるなんて、普通は嫌悪感を抱きそうなものだ。でも、彼とのキスは嫌じゃない。強引だが、無理やりだと感じず、やさしさが潜んでいる気がしたからだ。
隙間なく合わせられた唇はしっとりとして、心地よさすら感じる。彼のスーツを握る手が震え、舌が痺れてきたとき、逸樹はようやく唇を離した。
「……顔が真っ赤だな」
「だ、誰のせいですか……」
指摘された侑希が言い返し、自分の両頬を手で覆う。ふ、と口角を上げた彼は、シートベルトを締めると、この前と同じように侑希にも締めるように言った。
「祖母の見舞いに行く前に寄る場所ができた。今から婚約指輪を買いに行く」
「ええっ! あの、どうして急にそんな……そういうのはまだ早いんじゃ……」
言われた通りシートベルトを締めながら、侑希は彼に向かって問いかける。しかし逸樹は車を発進させると、こともなげに言い放つ。
「結婚の報告をするのに、指輪は必要だろう。どの程度時間がかかるかわからないが、指輪ができ次第、俺の両親と祖母、きみの祖父に報告する」
反論は受け付けないというように断言された侑希は、思考が追いつかずに頭を抱えそうになった。
――わたし、とんでもない人と契約しちゃったのかも……。


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2019/9/6
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6月期2作品販売お知らせ


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ガブリエラ文庫プラスはKindle版・Renta!版・楽天Kobo版・Yahoo!ブックストア版等々にてご購入できます。この機会にぜひご愛読ください。


2019/8/25
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5月期2作品販売お知らせ


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2/『侵略王は不吉の魔女との新婚イチャイチャをご所望です』山野辺りり・イラスト/旭炬
2019/5/25に発行しましたガブリエラ文庫2作品の各電子書籍ストアでの販売が8/25頃より順次スタート致します。

ガブリエラ文庫シリーズはKindle版・Renta!版・楽天Kobo版・Yahoo!ブックストア版等々にてご購入できます。この機会にぜひご愛読ください。


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