エリート社長はシンデレラなママと
娘に夢中です♡
【本体685円+税】

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●著:水島 忍
●イラスト:なま
●発売元:三交社
●発行元:メディアソフト
●ISBN:978-4-8155-2044-1
●発売日:2019/12/25

誓うよ。子どもと君を幸せにすると

幸那が娘の真幸の誕生日を祝っていた時、昔の恋人の深瀬真人が訪ねてきた。彼は真幸の父親だった。かつて一方的に別れを告げられた幸那は、真幸のDNA鑑定をした上でプロポーズしてくる真人に複雑な思いを抱くが、娘の将来を考えて受け入れることに。「誓うよ。真幸と君を幸せにすると」親身に真幸の世話をし、自分にも優しく接する彼を信じていいのか悩む幸那。だが、疎遠になっていた姉が最近まで真人と付き合っていたと聞き!?




「こういうところは昔の君と同じだ」
確か彼と付き合っていた頃から、可愛い下着を身に着けるようになったのだ。お腹が大きかったときは別だったが、産後、体形が戻ってからは、また可愛いものを買うようになっていた。それは幸那のひそかな楽しみだった。
彼はブラを取り去った。
「……なんか恥ずかしい……」
「どうして?」
「ま、前と形も違うし……」
あまり母乳が出なかったため、生後三ヵ月くらいでミルクに切り替えたが、それでも妊娠する以前とは違ってしまっている。そもそも、痩せているほうだとはいえ、体形そのものが昔とは違うことに、今更ながらコンプレックスを抱いた。
「でも、ふっくらしているし……ほら、柔らかくて触り心地がいい。僕はこっちも好きだな」
胸に頬擦りされて、幸那はドキッとする。確かに柔らかさは増したような気がしているし、触り心地はいいかもしれない。
彼は乳房を揉みながら、そこにキスをしてくる。乳首を舐められて、幸那は身体の奥が甘く疼いてくるのを感じた。
何もかも久しぶりだった。けれども、懐かしさを感じるよりも、彼が与えてくれる快感のほうに気を取られていく。
なんだか……前より敏感になっているみたい。
気のせいかもしれない。だが、乳首を口に含まれて、舌で転がすように舐められると、身体がビクビクと震えてしまった。
「あぁっ……あん……」
全身が熱くなっている。以前よりそうなるのが早いようだ。体形どころか、すべてが二年前と違っていることに戸惑いを覚える。
「前より敏感になっているんだな」
彼の呟きを聞いて、幸那は頬を染めた。やはり彼にもそう思われているのだ。
「わたし……ひ、久しぶりだから……」
彼は顔を上げた。
「どのくらい久しぶり?」
「……どのくらいって……別れてからずっと」
彼は一瞬はっとしたような顔になり、ひどく嬉しそうに微笑んだ。
「そうか……!」
幸那にしてみれば当たり前のことなのだが、彼には意外なことだったのだろうか。だが、彼に振られてから、すぐに妊娠が判ったし、妊娠中に誰ともそんな関係になるはずがなかった。出産後はもっと男性とは縁遠い生活になった。ひたすら、真幸中心の生活をしていたからだ。
だいたい、彼のほうはどうなのか尋ねたかったが、残念ながら幸那には訊く勇気はなかった。
真人は幸那のショーツに手をかけて、下ろしていく。脚の間が熱く蕩けていて、早く触れてほしくて仕方がない。
ふと、彼がまだ服を脱いでいないことに気がついた。
「あ、あなたも……脱いで」
「……そうだった。幸那の身体が見たくて、そのことしか考えてなかった」
彼もこの行為に夢中になっているようで、それが嬉しかった。自分だけが熱くなっていたら悲しいし、同じだけ彼にも熱くなってほしいと思っていたからだ。
彼は素早く服を脱いでいく。
二年経っても、彼の身体には緩んだところはどこにもない。彼の身体が自分に重なり、包み込むような温もりを感じて、ドキドキしてくる。
「幸那……」
彼はまるで慈しむような眼差しで見つめてきて、キスをしてきた。
本当のところ、彼がどんな気持ちを抱いているのか、幸那には判らなかった。優しくしてくれても、その場限りのものかもしれない。そう思いつつも、これが本物の優しさなのだと、幸那は思いたかった。
幸那はすがりつくように彼のキスに応えた。
やがて彼は幸那の脚の間に手を触れてくる。
「あっ……ん……」
小さな甘い声が洩れてしまう。触れられただけで、そこがしっとり濡れてくるのを感じた。指先でそこをなぞられているうちに、だんだん我慢できなくなってくる。
もちろん腰がひとりでに揺れてきてしまって、感じていることはまったく隠せなかった。
そして、敏感な部分に触れられたとき、身体が大きく震えた。一瞬そのまま達してしまうかと思ったくらいだ。
「わたし……おかしくなっちゃう」
震える声で訴えた。
彼はクスッと笑う。
「おかしくなってもいいんだ」
「でも……ぁっ……んっ……」
今度は花弁の中に指を差し込まれて、蜜が溢れてきた。しかも、彼は指をそっと動かしていく。
「やっ……ぁぁ……あん……」
昇りつめそうになると、彼は指を止める。彼は幸那を焦らすように刺激していった。
「ダメ……」
「どうしてダメなんだ?」
「もう……っ……」
幸那は感じすぎて、涙が出そうになっていた。
「が、我慢……できないの……!」
それを聞いた彼は指を引き抜くと、己の猛ったものを秘部に押し当てた。そして、一気に貫いた。
「あぁ……はぁぁ……っ」
幸那は身体どころか、頭の中まで熱くなっているのを感じた。身体に燻る快感のことしか考えられない。
彼は幸那を抱き締めると、そのまま抱き上げた。
「えっ……あっ……」

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