イケメン石油王の溺愛
シークにプロポーズされても困ります
【本体685円+税】

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●著:あかし瑞穂
●イラスト:蔦森えん
●発売元:三交社
●発行元:メディアソフト
●ISBN:978-4-8155-2051-9
●発売日:2020/06/05

君の夜を独占したい


人材派遣会社に務める山田花子は、得意先の関係者で美貌のシーク、ファルークに毎日のように口説かれ迷惑していた。飲み比べで自分が勝ったら、ちょっかいを出さないという約束で彼と勝負をした花子は、完敗し彼に抱かれてしまう。「ハナコの肌は甘いな。ずっと舐めていられそうだ」優しく抱かれ、知らず彼に惹かれていたことに気付き動揺する花子。ファルークに一度抱かれれば、興味をなくされると思ったのに、さらに溺愛され!?




「ひゃ、ああああっ!」
 花子の腰がベッドの上で大きく跳ねた。太腿の間にファルークの長い指が侵入し、茂みを優しく撫でたのだ。そして茂みの奥にある花びらを、四角い指先がゆっくりとなぞっていく。柔らかな肉襞を彼の指が擦る度に、花子の太腿がびくびくと痙攣した。
「あ、ああ、あ」
 花子がいやいやと首を横に振ると、ファルークの瞳が妖しく光る。
「考え事をする余裕があるようだな。なら」
 つぷ……
「あああああっ!」
 軽く何かが弾けたような音と共に、慣れない痛みが花子を襲った。さっきまで花びらを擦っていた指が一本、まだ硬い花子の入り口のナカに挿入ったのだ。
「っ、いっ……ああああっ!?」
 ちかと白い閃光が花子の目に弾ける。ファルークの別の指が、きゅっと小さな突起を抓んでいた。強く鋭い快感が、花子の痛みを掻き消す。
「あ、あ、あああっ」
 花子の口は空気を求めるように、はくはくと動く。親指の腹が敏感な花芽をぐりぐりと押し潰すと、熱い何かが花子のナカから外へと零れていった。 
「ああ、ナカもきついようだ。だが、十分濡れている。痛みが快楽に変わるのも、すぐだ」
 花芽へ与えられた快感が身体を支配しているうちに、花子のナカで指が動き出した。入り口近くの肉壁を擦ったかと思うと、くいと指を返して別の場所を擦る。纏わり付いている襞が濡れているせいか、指の動きはスムーズだ。いつしか花子の腰は、指を求めるようにゆらゆらと横に揺れ出していた。硬い指を包み込む襞は、花子の意志とは別に蠢いている。

(なに……? これは、何なの……?)
 何も考えられない。花子の身体の隅々まで暴こうとしているファルークの指に、逆らえない。
(こんなの、っ……!?)
「ひっ、あああああ、んんっ!」
 ちゅ、とファルークの唇がぷっくりと膨れた花芽を捉えるのと同時に、もう一本の指が花子のナカに侵入した。
「甘い果実の味がする。誘惑の匂いも濃厚になってきた。悦んでいるのか、ハナコ?」
「あ、やぁ、んん、あああっ」
 答えようにも、花芽を優しく吸われた花子の口からは、言葉にならない甘い悲鳴が上がるだけ。花子の蜜をぴちゃぴちゃと舐める音が、彼女の耳から身体の奥にまで注ぎ込まれ、そこでねっとりとした熱に変わり、また肌へと浮かび上がっていく。
(こげ……そ、う……)
 花子が霞んだ目でファルークを追った。褐色の左手は花子の太腿に置かれていて、金色の髪が太腿の間で煌めいている。熱心に花芽を舌で転がしている彼は、花子の視線に気が付いたのか青い瞳をこちらに向けた。
「ああああああっ!」
 一層強く花芽を吸われた花子は、背中を仰け反らし、頭を横に振る。黒髪が白いシーツの上で乱れ、汗ばむ首筋に張り付いた。
「やぁ、あっ……ああっ」
 二本の指が、狭い花子の陰路をみちみちと広げていく。鈍い痛みとそれを上回る快感に、花子はまた身震いした。
「ハナコのナカは熱くて狭い。私の指を旨そうにうねうねと咥え込んでいるのが分かるか?」
 小さな笑いを含んだ低い声に、かっと頭に血が上る。
「っ、そ、んなのっ……あああああっ!?」
 取り戻し掛けた理性は、あっという間に吹き飛んだ。熱い舌がじゅるりと音を立て、花子の蜜を舐め始めたのだ。膨らんだ花芽をじっくりと舐め、ひくひくと蠢く襞に溜まった蜜を舐め、ところどころで甘い肉を吸い上げるファルークに、花子はもう抵抗できなかった。
「あ、う、ああんっ……!」
(やっ……な、にか……)
 熱さと快感がどんどんお腹の底に溜まり、溢れてはち切れそうになる。震える白い肌は汗ばみ、しっとりとした感触になっていた。花子のナカを弄っている右手とは別に、ファルークの左手はふるんと震える花子の右胸を掴んでいる。
「は、はあ、はあっ……ああっ……」
 乳首を抓まれる感触。花芽を吸われる刺激。そして濡れた襞を弄る指の動き。その全てが合わさり、熱い大きなうねりとなって花子の身体を押し上げる。
「あっ――……」
 熱が暴走し始めた。花子は目を見開き、背中を仰け反らせて耐えようとする。だが、高まり始めた快楽の波を操る ファルークの指が、花子を逃すはずはなかった。
(だめ……だめ……だめ、え……っ!)
 苦しい。熱い。もっと。だめ。
「さあ、イくがいい、ハナコ」
 ちゅうと花芽を強く吸われた瞬間、一気に熱が弾け飛んだ。
「あっ……あ、ああああああーっ!」
 花子の目の前が真っ白に染まる。どくんどくんと脈打つ蜜壺は、ファルークの指を締め付けて離さない。
「あ……は、あ……」
 花子の身体から力が抜けた。顔を上げたファルークは、身を乗り出して花子の唇に口付ける。てらてらと光る彼の唇からは、雌の匂いがした。
「ちゃんとイけたようだね。ココも随分と柔らかくなった」
「ひゃんっ!」

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