完璧CEOの溺愛シンデレラ
マジメで地味な秘書は恋愛対象外?!
【本体685円+税】

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●著:玉紀 直
●イラスト:ゴゴちゃん
●発売元:三交社
●発行元:メディアソフト
●ISBN:978-4-8155-2056-4
●発売日:2020/8/25

こんなに欲しくて堪らないのは初めてだ


真面目で地味なOL森城沙良は上司のイケメンCEO桐ケ谷壮に近付く女性の撃退役として、鉄壁秘書と呼ばれていた。成り行きで社用のパーティで壮のパートナー役を務めることになった沙良は、彼好みに手を入れられ着飾らされる。「最高だ。もっと君を感じてもいいか」同伴時は恋人のつもりで振る舞うように言われ、流されるようにベッドを共にしてしまった沙良。何とか元の関係に戻ろうとするが、壮は彼女をしきりに誘惑して!?




「あっ、ふぅ……ぅんっ――!」
 喉が反り、身体の横に置いている両手がシーツを握る。力が入った下半身の奥で秘めやかな場所が小さく痙攣しているのを感じられた。
「……こうやって、吸いつくようにつままれたり、しごかれたりすると、堪らなく気持ちよくなるだろう。だから、同じなんだ」
 顔を上げた壮が沙良にくちづける。彼女の吐息が熱く震えているのを感じて、嬉しそうにクスリと笑った。
「ちょっとイった? 気持ちよかったんだな。腰がもじもじしているから、わかる」
「そんな……こと、な……ぃ……ハァ……」
 弾けた熱の余韻なのか頭がボゥッとする。イったという感覚は今のようなことをいうのだろうか。
「隠さなくてもいい。俺がしたことで沙良が感じてかわいくなるなら、俺も嬉しいし、沙良も気持ちいいのは嫌じゃないだろう」
「それは……」
 ――すごく、気持ちよかった……。
 口にするのをためらうほど、自分の身体がおかしくなってしまうんじゃないかと怖くなるほど……。
 だがその快感は性的な行為からもたらされるものなのだから、ここで気持ちいいと言ってしまうのは、いやらしいことをされて身体が悦んだということで……。
(自分で自分のこと……エッチです、って言ってるようなものじゃない)
 そう思うと、感じていたことは自覚できても素直に言えない。
「本当にイってない? 確かめていい?」
 沙良のひたいにキスをしてから、壮が身体を下げる。ゆるみかかっていた両脚をだしぬけに広げられ、驚いた腰がわずかに引いた。
 しかしそれは逃げたというほどのことでもなく、かえって沙良の膝を立てた壮に追い詰められた気持ちになる。
 おまけに彼は、広げた脚の中央をじっと見つめているのだ。
「ヒクヒクしている……」
「そ……壮さん……」
「イったのなら隠さなくていい。言っただろう、俺も嬉しいって。おまけに……」
 彼の指が秘唇を撫でる。その感触に大げさなほど腰が跳ねると、秘部全体をぐちゃぐちゃとかきまぜられた。
「やっ……あんっ……あっ!」
「大洪水だ。濡れやすいんだな……。真面目な顔と初心な顔が共存しているかと思えば……いやらしい顔も持っているらしい」
「そ、そういうこと言わな……ぁっあ、やっ……そこ、ンッ!」
 秘部で奔放に動く指が、全身を疼きあがらせる。なんとも言い難い電流が駆け巡り官能が挑発された。
 壮の指の動きが大きいせいか、脚のあいだから粘り気を含んだ水音が絶え間なく響いてくる。音だけなら普通に生活していても耳にするものに似ているが、こういった状態でいると羞恥のゲージが振り切れてしまいそうなほど恥ずかしい音にしか聞こえなかった。
「壮さっ……あぁあっ……! やっ、そんな、にっ……しちゃ……」
「まだまだ出てくる。……ああ、嬉しいな、沙良が感じているんだと思うと、もっと感じさせたくなる」
「あ……」
 うっとりした口調は妖艶で、彼が欲情しつつも喜んでくれているのがわかる。
 壮が喜んでくれているのなら、感じ続けていてもいいのかもしれない。
 秘部どころかその上のささやかな茂みまでしっとりしてきたのを感じる。脚のあいだが熱くて蕩けてしまいそう。
「とけ……そぅ……あっ……」
 吐息とともに漏れた言葉は、壮にも伝わったようだった。
「じゃぁ、溶けた分もらうから」
 彼は蜜海に唇をつけ、じゅるじゅると吸いたてた。
「ンッぁ、あぁっ!」
 沙良の腰がびくんびくんと大きく跳ねる。感じたことのない刺激は、吸われた部分からへその奥まで甘い痛みを走らせた。
「あぁぁっ……壮さっ……!」
 秘園の上で大きく唇を動かされ、彼の舌が蜜口に押しつけられる。そのたびに入り口が震え、また蜜があふれた。
「……堪らないな……」
 その呟きはどこか剣呑としている。壮からは想像もつかないトーン、そして淫靡さを持っていた。
「……すごく……イかせたい……」
「ンッ……ひゃっ……んっ!」
 いきなり電流を流されたかのように、下肢が数回大きく震えた。
 壮の舌が快感の塊を嬲り、今までとは比べ物にならない愉悦を生み出していく。
「あぁ……やっ……! ダメ、あぁっ!」
 言葉では言い表せない快感だった。
 痛いような、苦しいような、熱いような、……溶けてしまいそうな……。
「あぁぁっ……ヘン……だか、らぁ……あぁん……!」
 ただひとつわかるのは、間違いなく全身をめくるめく快感が駆け回っているということ。そして、なにかが爆ぜる前の導火線に火を点けられているということ。
「やっ……や、あぁ、そこぉ……!」
 喜悦の声をあげる口も、このつらいくらいの愉悦をなんとか逃がそうと悶え動く身体も、自分ではコントロールできなかった。
 太腿の下から腕を回した壮に腰を掴まれ、まったく逃げることは叶わない。沙良は両手で彼の髪を掴み、このもどかしさを表すように上半身を左右に揺らして足の裏を強くシーツに擦りつけた。
「壮さっ……あぁぁっ――!」

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