異世界トリップしたら、人嫌いをこじらせた王子様に溺愛され運命の伴侶になりました!? 【本体1300円+税】

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●著:月神サキ
●イラスト: 氷堂れん
●発売元:三交社
●発行元:メディアソフト
●ISBN:978-4815543174
●発売日:2023/06/30

私の世界に来て。きっと君を幸せにすると誓うから

本人が望まぬ見合いの当日、別の世界に引き込まれた天草凜は、夢の中で会うイマジナリーフレンドだと思っていた美青年のブランが、実在する異世界の王子様だと知る。凜はブランの牘震燭里弔い瓩波爐飽枩こΔ妨討个譴燭里澄
「ずっとこうやって君に触れたかった」
空想上の友達だったブランに熱く迫られ戸惑いを隠せない凜だが、ライバル令嬢の出現に、彼を譲りたくないと思う自分に気付き――!?



 準備が整ったので、一度呼吸を整えてからブランを呼ぶ。
 今から私がするのは仕事だと言い聞かせた。
「……ブラン、良いわよ。入ってきて」
「……えっと、お邪魔します」
 声を掛けてしばらくして、ブランが入ってきた。
 入って来た彼を見て、一瞬、時が止まる。
「ぎゃあ!」
 一拍置いて叫んだ。
 何事かと思った。
 だってブランは全裸だったのだ。しかも! 下半身すら隠してもいない全裸!
 私にはないぶらぶらしたものを目にしてしまい、激しく動揺した。
「ブラン! どうして裸なの!!」
 顔を真っ赤にして、必死に目を逸らす私に、ブランが困惑した顔で言う。
「どうしてって……入浴する時に裸なのは当たり前じゃない?」
「前! 前を隠してって言ってるの!!」
「……必要ある?」
「ありまくりよ!!」
 本気で分からない様子のブランには申し訳なかったが、私も必死だった。
 偶然目にしてしまった彼のモノが脳裏に焼き付いている。
 少し立ち上がりかけた大きなアレは想像していたよりずっとグロテスク且つ肉感があって……じゃない!
「とにかく隠して! でないと介助なんてできないから!」
「えー……。リンが洗ってくれるんじゃないの?」
「洗う!?」
「そういうものでしょ?」
 ブランの口振りからしても、私を揶揄っているようには思えないから、多分、王侯貴族には前を隠すという感覚はないのだ。
 堂々と全裸を晒し、世話係に全てを任せる。
 非常に鷹揚で確かに偉い人っぽい感じはあるが、とてもではないが異世界生活二日目の私には耐えられない。
「無理!!」
「えー……全身、リンに洗ってもらおうと思ったのに。駄目?」
「駄目に決まってるでしょ! わ、私の世界では、そんなサービスはやってないの! こ、ここは私の方に合わせてよ!」
 混乱しすぎて何を言っているのか自分でも分からなくなってきた。
 サービスってなんだ。
 顔を真っ赤にしつつも必死に告げる。ブランは文句を言いつつも、腰にタオルを巻いてくれた。
「リンは大袈裟だなあ。……えっと、じゃあこれでいい? 別に恥ずかしがる必要ないと思うけど」
「いや、恥ずかしいでしょ。ええ? こっちの王侯貴族って皆そうなの? 素っ裸で相手に世話をさせるの? う、うちの世界じゃそういうのセクハラって言うんだけど」
「セクハラって……。同性同士なら隠さないでしょ。世話をするのが異性でも……うーん、それはその人次第かなあ。私はリンだし、良いかなと思ったんだけど」
「何が良いの!?」
 私だしというのはどういう意味だ。
 目をガッと見開きながら言い返すと、ブランは当然のように言った。
「え、だってリンは私の恋人じゃないか。だからまあ良いかなって。どうせそのうち、見せることになるんだし」
「えっ……」
「え、見るでしょ?」
「へっ」
「だって恋人だよ? さすがにプラトニックのままというのは私も嫌なんだけど」
「……っ」
「今は仕方ないと思ってる。こっちに来たばかりで気持ちも落ち着いてないだろうし。でも、いずれはそういうことも考えてほしいかな」
「〜〜 !」
 ブランの言う『恋人』の意味を正確に理解し、熱が更に顔に集まっていく。
 彼は私を抱きたいと、そう言っているのだ。
 確かに私とブランは恋人という関係にあり、しかも求婚されている間柄だ。そうなっても全くおかしくないのだけれど、今、彼に言われるまで、その考えが見事にスコンと抜けていた。
――わ、私、ブランに抱かれるの!? 本当に!?
 嫌とかではないが、もしそんなことになれば恥ずかしくて死んでしまいそうだ。
 一瞬、リアルに想像してしまい、羞恥で倒れるかと思った。
 妄想を振り払うように言う。
「い、椅子。椅子に座って! まずは頭を洗うから!」
「……」
 椅子を指し示すも、ブランはじーっと私を見つめてくるだけで動こうとしない。
 話を逸らそうとしているのはお見通しのようだ。
「リン」
 逃げることを許さないというように名前を呼ばれ、私は顔を真っ赤にして叫んだ。
「し、仕方ないじゃない! 恋人ができたことだって初めてなんだもの! そんなこと言われて、さらりと返せるほど大人じゃないのよ!」
「大人じゃないって……そういう問題?」
「そうよ」
「嫌とか、そういう話ではないんだね?」
「……違うわ」
 恥ずかしかったけど、そこは素直に答えた。
 熱を持つ頬を両手で押さえる。ほう、と息を吐いた。
「ただ恥ずかしいだけよ。意識されてるのは嬉しいって思ってる。だからその……あまり直接的なことを言わないでほしいんだけど」
「……そう。分かった。嫌だと思われていないなら良いんだ」
「えっ……」
 ブランを見る。彼は先ほど私の示した椅子に素直に腰掛けながら言った。
「リンがちゃんと私を男として見てくれているなら構わない。待てるよ」
「う、うん」
 意外なほどあっさり頷かれ、こちらの方が拍子抜けした気持ちになってしまう。

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『結婚した地味系青年と甘い初夜を迎えたら、何故か朝には美貌の公爵様にチェンジしてました!!』千石かのん・ill/旭炬
『転生悪役令嬢は、氷の侯爵を決死の覚悟で誘惑する バッドエンド回避で溺愛ルート突入です!』茜たま・ill/鈴ノ助

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『悪役令嬢の娘なので、王子様はお断りいたします! イケメン王子は溺愛する令嬢との結婚に手段を選ばない』逢矢沙希・ill/KRN
『転生した男爵令嬢は、国王陛下の28人目の婚約者に選ばれました 陛下、今度の人生は溺愛されたいです』火崎勇・ill/なおやみか

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『伯爵家のお荷物令嬢なので身を引いたのに、パーフェクトな義弟の執愛から逃げられません! 時戻りはワンナイト前のはずでした』竹輪 ・ill/氷堂れん
『伯爵令嬢は魔法を操るイケメン公爵に娶られ溺愛されてます 私の針仕事が旦那様のお命を救うんですか!?』北山すずな・ill/すがはらりゅう

2023/1/30に発行致しました、ガブリエラブックスの各電子書籍ストアでの販売が2023/2/28頃より順次スタート致します。
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2021/1/25
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12月刊電子書籍【ガブリエラ文庫プラス】
1/『めちゃモテ御曹司はツンデレ万能秘書が可愛くってたまらない』小出みき・イラスト/小禄
2/『コワモテ不動産王の不埒な蜜愛』玉紀 直・イラスト/なま

2020/12/25に発行しました、現代物TLレーベル・ガブリエラ文庫プラス2作品の各電子書籍ストアでの販売が2021/1/25頃より順次スタートいたします。
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