●著:七福さゆり
●イラスト:緒笠原くえん
●発売元:三交社
●発行元:メディアソフト
●ISBN:978-4-8155-2050-2
●発売日:2020/06/05
もっと幸せにしてやるから、覚悟しておけよ
化粧品会社で秘書を務める一花は、同僚から「鉄仮面」と陰口を言われているが、直接の上司である副社長、神楽坂湊は真面目な彼女を信頼してしきりに口説いてくる。湊に惹かれつつも女性関係が派手な彼の言葉を本気にできない一花。だが不仲な母親の身勝手な再婚のショックでたがが外れ、 酒に酔い湊と一夜を共にすることに。「可愛い声だな。もっと聞かせろよ」 恋しい彼に優しく情熱的に抱かれ、翌日からも熱心に迫られてしまい…!?
「ん……副社長……も、気持ち……い……」
「湊だろ?」
「あ……湊さ……ん……ぅ……んんっ……」
名前を呼ぼうと口を開いたら、舌が入ってきた。夢なのに、すごくリアルな感触だ。
副社長の舌は別の生き物のように動いて、私の口の中を隅々までなぞっていく。それがとても気持ちよくて、お腹の奥がゾクゾクする。
「んっ……んぅっ……んっ……ん……」
舌を絡められて擦り付けられると、もっと気持ちがいい。ずっとこうしてほしいと思うほどだ。
あっ……!
キスに夢中になっていたら、服を脱がされていて、いつの間にか下着が見えていた。
でも、夢なんだから、恥ずかしがることなんてないよね。早く脱ぎたいな。
さっきからストッキングも、ブラも、何もかもが窮屈で堪らなかった。
「ん……ぅ……」
全部脱がせてもらうと、解放感でいっぱいだ。今日は少し肌寒かったけれど、さすが夢の中だけあって冷えは感じない。むしろ暑いくらい。
「キレイな胸だな。すごい俺好み」
副社長が、私の胸を見てる。やっぱり、夢でも恥ずかしい。
「乳首は可愛いピンク色だ」
「や……見ないで……ください……」
「バーカ、見るに決まってるだろ」
うう、耐えられない……!
私が手で隠すよりも先に、大きな手で包み込まれた。
「あっ……」
「触り心地も、俺好み……てか、お前って胸デカいよな」
「……っ」
「普段も結構目が行く。でも、生で見ると、服着てる時よりもデカく感じる」
これは私の夢……。
夢は自分の潜在意識で、心の欲望が表れるという説もある。
夢の中の副社長がこんな台詞を口にするってことは、私が実はそう思っていてほしいってこと?
揉まれるたびに胸の先端がむず痒くなって、気が付くとプクリと膨らんでいた。
「ぁっ……」
「もう尖ってきた。感じやすいな」
胸の先端を指で突かれると、くすぐったくて身悶えしてしまう。
「や……んんっ……くすぐった……ぃ……そこ……だめ……触らないでくださ……っ……ぁんっ」
「慣れたら、それがよくなる」
副社長は楽しそうに尖りを撫でたり、抓んで指の間で捏ねてくる。
「ぁっ……んんっ……くすぐった……っ……ぁんっ」
くすぐったくて、身体がビクビク跳ねてしまう。でも、副社長の言う通り、それがだんだん気持ちよく感じてきた。
「美味そうに尖ってるな。味見してもいいか?」
「あ、味見?」
ニヤリと意地悪な笑みを浮かべた副社長は、右の尖りを指で弄りながら、左の尖りをしっとりと咥えた。
「あっ……!」
別の生き物のように動く長い舌が、尖りにいやらしく絡む。指で弄られるのとは、また違った感触だ。
くすぐったくて、気持ちいい。
「あっ……あぁっ……や……んんっ……ぁっ……は……ぅっ……んっ……あぁっ……!」
「可愛い声だな。もっと聞かせろよ」
「や……んっ……あっ……あっ……んっ……ぁっ……あぁっ……」
ああ、なんて恥ずかしいんだろう。
でも、無理に抑えることはしなかった。
だって、これは私の夢――本当の副社長に聞かれているわけじゃないから、どれだけでも大胆になれる。
「気持ちよくなってきたか?」
「は……いっ……なんか……気持ち……いっ……ぁんっ……あっ……んぅっ……」
素直に頷くと、満足そうに笑われる。
「エロいな。興奮する」
長い指がいつの間にか胸から、足の間に移動していた。割れ目の間をなぞられると、クチュクチュとエッチな音が聞こえてくる。
「あっ……」
「もう、こんなに濡れてたのか」
割れ目の間を触られると、胸を触れられるのとは別の快感がやってくる。
「んっ……」
「ほら、こんなに……わかるか?」
「ぁんっ……あっ……わかります……いっぱい……濡れ……んっ……」
こんなエッチな夢を見たら、起きた時に実際に濡れてたりするの……かな。
「普段、真面目なくせして、ベッドではエロいな」
「だ、だって……あっ」
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