●著:森本あき
●イラスト:敷城こなつ
●発売元:三交社
●発行元:メディアソフト
●ISBN:978-4-8155-4060-9
●発売日:2021/7/30
結婚してないなら、ぼくにもチャンスがあるってことだ
喫茶店経営をしながら愛娘のアリスと暮らす美奈。忙しいながらも充実した日々を送っていた彼女の許に、二度と会わないと約束したはずのアリスの父親、絢一が突然現れる。「ぼくが守るよ。これからはぼくに頼ってほしい」アリスは別の男性の子だと拒絶しても絢一は一緒に育てようと熱く迫ってくる。彼を嫌って別れたわけではなく、美奈の心は揺れるも、実は絢一の母のことが怖くてたまらず――!?

「美奈は本当にかわいいね」
絢一が美奈の髪を撫でて、唇を重ねた。舌が、するり、と中に入ってくる。
このキスにも慣れてきた。最初はどうしていいのかわからなくて、ただされるがままだったけれど、いまは絢一の舌を迎えて、自分から絡めることもできる。
ちゅくちゅくと音をさせつつ、キスが激しくなっていく。何度も舌を絡めては離していたら、体が熱くなってきた。
絢一の手が美奈の髪から動いて、頬、首筋、肩となぞっていく。
ぞわり、と体が震えた。
「いやだったら言って。やめられたらやめるし、それが無理だったら、もっとやさしくする」
「わかった…」
やっぱり、緊張は解けていない。
だけど、それでいい。
はじめてのことなんだから、緊張してていい。
絢一の手が、ふわり、と美奈のおっぱいを包んだ。
「あっ…」
はじめての感触に、美奈は体をのけぞらせる。
「どう?」
「…聞かないでっ…答えられなっ…」
「いやじゃない?」
「いやだったら…言うから…おねがっ…」
毎回答えるのは恥ずかしい。
「じゃあ、ちゃんと言うんだよ?」
「言う…っ…」
「わかった」
絢一が美奈のおっぱいをやさしく揉む。
むにゅ、むにゅ、と大きな手が動くたびに、美奈の体が小さく跳ねた。
気持ちいいというか、くすぐったい。
「大丈夫?」
こくん、とうなずいて、答えにかえる。
絢一の指が乳首に触れた。
びくん!
美奈は体をのけぞらせる。
「やぁっ…」
そんな声もこぼれた。
「いや?」
絢一は乳首をつまみながら聞いてくる。
「ちがっ…そうじゃなくて…っ…」
「あえいだだけ?」
また、こくん。言葉にするのは恥ずかしい。
「じゃあ、つづけるよ」
乳首を指で、くるり、くるり、と回されて、美奈の体が大きくのけぞった。乳首が、ぴん、と硬くなるのがわかる。
「ひっ…ん…あぁん…」
じんじんと乳首の奥の方が熱くなってきた。これは明らかに快感だ。
「舐めるね」
指でいじっているのとは反対側に絢一の顔が近づいてくる。
ちゅぱ、と音をさせながら乳首に吸いつかれて、美奈は、びくびくっ、と体を震わせた。
「ふぇ…っ…あっ…はぁ…ん…」
指と舌。まったく感触のちがうもので乳首を責められて、美奈の熱はどんどんあがっていく。
ふるん、と指で震わされたり、乳首の根元を甘噛みされたり、指でも舌でも上下に弾かれたり。
…すごく気持ちいい。
「ひゃぅ…っ…ん…っ…」
絢一の空いている手が美奈の体を滑って、足首に触れた。ふくらはぎ、膝の裏、太腿、と這いあがっていく。
恥ずかしさで足を閉じたくなる気持ちを抑えて、美奈は体の力を抜いた。
「いやだったら言うんだよ?」
乳首を舐めながら、そんなことを言わないでほしい。舌が不規則に乳首に当たって、ますます気持ちよくなる。
絢一の手が足のつけねにたどりついた。ためらう様子もなく、美奈の女性器に触れる。
「あぁぁっ…!」
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